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―詳 細―

言論改革 ――韓国・新聞権力の世論支配に挑む

言論改革 ――韓国・新聞権力の世論支配に挑む

言論改革

   韓国・新聞権力の世論支配に挑む


孫錫春(ソン・ソクチュン)
川瀬俊治 訳
2004年2月刊 四六判上製398頁
本体4500円+税 ISBN978-4-944173-22-8
br> 在庫僅少
ジャケット写真 韓国民主化運動の象徴である明洞 [ミョンドン]聖堂

(ソウル市内、撮影=川瀬俊治)




日本のマスコミが伝えない韓国言論の現実。三大紙(朝鮮日報、東亜日報、中央日報)に挑んだハンギョレ新聞連載コラム、初の翻訳。「言論改革なくして民主化なし」といわれる韓国――。韓国・日本が抱える言論課題や南北統一言論を模索する論考を掲載。金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の言論政策も問う。

[著者]
孫 錫春(ソン・ソクチュン)
1960年韓国忠清北道忠州生まれ。延世大学校哲学科卒業、高麗大学校政策科大学院卒業。 東亜日報記者、ハンギョレ新聞社労働組合委員長、全国言論労働組合連盟政策企画室長、言論改革市民連帯共同代表、聖光会大学校外来教授歴任。
ハンギョレ新聞社論説委員としてジャーナリズムの現場で活躍しているほか、中央大学校新聞放送学科客員教授、放送委員会報道教養第一審議委員、大統領府所属疑問死真相究明委員会諮問委員。長編小説『美しき家』(2000年)、『幽霊の愛』(2002年)を発表した作家でもある。
受賞 韓国記者賞(韓国記者協会、1990年)、民主言論賞(全国言論労働組合聯盟、1996年)、韓国言論賞(韓国言論学会、1997年)、統一言論賞(韓国記者協会・韓国放送プロデューサー協会・全国言論労働組合聯盟、1999年)
著書 『新聞編集の哲学』(1994年)、『新聞を読む革命』(1997年)、『言論改革の武器』(1998年)、『韓国言論運動の論理』(1998年)、『世論を読む革命』(2000年)、『金持ち新聞、貧しき読者』(2002年)、『R−通信』(2002年)

[訳者]
川瀬俊治(かわせ・しゅんじ)
1947年三重県生。大谷大学仏教科卒業、奈良新聞社入社、工務部勤務をへて編集記者、現在解放出版社嘱託、帝塚山大・天理大非常勤講師。JCL(自由ジャーナリストクラブ)世話人。論文・著書 「衡平社八〇周年―この一〇年での研究成果を見る」(『大阪経済法科大学 アジアフォーラム』26〔2003年10月〕)『もう一つの現代史序説―朝鮮人労働者と「大日本帝国」』(ブレーンセンター、1987年)など。


[目 次]
日本語版に寄せて
はじめに
第1部 言論が支配する《世論政治》
 ・第1のひろば 金大中おろしか?
  《国民の政府》と新聞権力
  洪斗杓[ホン ・ドゥピョ]社長と金大中[キム ・ デジュン]主筆
  保安言論の財閥安保
  カンペ新聞、扱いやすい新聞
  金大中おろしか?
  いやしき言論、いやしき政治
  昼の大統領、夜の大統領
  新聞社主たちの沈黙
  《反体制人士》金大中主筆
  《落選運動鑑賞法》
  新たな千年の民族正論?
  先生は働く人ではないのか
  死をまた殺す

 ・第2のひろば 腐敗共和国の言論腐敗
  言論腐敗の共犯者たち
  「言論、君は清潔なのか?」検察の抗弁
  井堰が切れる言論不正の根
  なぜ言論税務調査は誤解を招くのか
  〈中央日報〉記者が洪[ホン]社長をあがめる理由
  言論弾圧と個人不正を区分する?
  《言論人腐敗》の観念的接近の危険性
  寸志教師の収賄罪と言論
  株式のうまみが臭ってくるマスコミの株式報道
  言論界に《ロマン》が消えたわけ
  康俊晩[カン ・ ジュンマン]の孤独な闘いに贈る喝采
  〈朝鮮日報〉批判に対するいくつかの誤解
  言語政策改悪を直視しない言論
  労組専従者問題と使用者の言論
  本当に《礼儀をわきまえない》世の中
  民主主義教育と《杞憂》

 ・第3のひろば 金大中、そして金正日
  千年が作り出した思想
  《休戦体制》の野蛮性
  TVに奪い取られた《草の根言論》
  へし折られた手首の遺言
  保守は死んだのか
  詩人とオモニ
  異常な旋風、潮風
  美しい三八六世代のために
  とらえがたい感情、見据えた審判
  まだ来ぬ党のために
  大韓民国のアイデンティティーは
  五月の孤独
  金大中[キム ・ デジュン]、そして金正日[キム ・ ジョンイル]
  二人の仲間


第2部 言論権力の恐ろしい本能
 ・第1のひろば 自分の墓を掘った言論権力?
  コンピューターがわからない人よりも言論に暗い人が問題だ
  大統領選挙は思想検証
  暴露政局が暴露する言論の正体
  大韓民国の死活をかけたイデオロギー攻勢
  金泳三[キム ・ ヨンサム]と言論、背信の季節
  候補の参謀否認は言論人か
  自分の墓を掘った言論権力?
  怒れる民衆の言論改革運動
  守旧言論に従う大統領当選者

 ・第2のひろば 〈朝鮮日報〉の国家的アジエンダー
  金大中政権と初めてのボタン
  安企部改革が政治報復?
  新聞の日、その《暗い秘密》
  言論考試と言論権力
  KBS《朴権相[パク ・ クォンサン]体制》と〈朝鮮日報〉
  金大中[キム ・ デジュン]政権の浅薄な言論観
  権言癒着を批判する〈朝鮮日報〉?
  《サッカーの大統領》の没落
  落下傘と言論改革の制度化
  首をひねりたい「記者×」
  権言癒着にあらわれた自律改革論
  言論改革なく《第二の建国》可能か
  改革世論に正面勝負
  〈朝鮮日報〉の《国家的アジエンダー》
  〈朝鮮日報〉労働組合の絶望と希望
  言論改革と〈朝鮮日報〉〈東亜日報〉の攻勢
  言論学者たちが激怒する理由は?
  〈朝鮮日報〉崔章集委員長《合意》の意志
  夜の大統領、その恐ろしい本能
  民族に大きな災いを呼ぶ〈朝鮮日報〉

 ・第3のひろば 言論権力の祝杯
  崔章集[チェ ・ ジャンジプ]委員長辞退と祝杯
  地下鉄ストと魔女狩り
  五月の虐殺―韓国言論は進行形
  朴正熙[パク・チョンヒ]復活の《先駆者》
  民族の名山金剛山[クムガンサン]と言論の腐れ縁
  保安法改廃と財閥改革になぜ敏感なのか
  小説を冒垤して「小説」を書く
  市民団体の落選運動に批判的な理由
  落選運動のあら探し
  地域感情を批判するのか、広げるのか
  新聞の日、読者の日
  深く突き刺さる地域感情と進歩政党
  五 ・ 一八を隠したい言論
  五 ・ 一八酒盛りとセクハラ行為を重大視するわけ


第3部 言論改革はなぜ連帯なのか
 ・第1のひろば 金大中大統領に訊く
  腐っている言論を改革するときだ
  金大中[キム・デジュン]大統領に訊く
  〈東亜日報〉の金炳竜[キム ・ ビョングァン]会長に訊く
  〈朝鮮日報〉の金大中[キム ・ デジュン]主筆に訊く

 ・第2のひろば 言論人のための弁明
  五月虐殺者の処罰要求に言論人の時局宣言
  統一言論の実践宣言
  なぜ朝鮮民主主義人民共和国なのか
  〈朝鮮日報〉の記者のための弁明―反民族的・反民主的編集構造

 ・第3のひろば 言論改革「連帯」の道
  進歩的民主主義と統一
  《言論改革連帯会議》を提案する
  なぜ言論改革市民連帯なのか
  言論改革市民連帯宣言
  韓 ・ 日言論の商業主義と改革方案
  韓 ・ 中言論改革の道
  言論人運動の展開過程と方向
  なぜ思想の自由なのか―編集哲学と社会哲学


補遺 南北共同宣言・新聞社税務調査・盧武鉉大統領の言論政策

二論説主幹の混沌
反統一勢力
揺れる共同宣言
〈朝鮮〉〈東亜〉〈中央〉の罪
方又榮[バン ・ ウヨン] ・ 金炳竜[キム ・ ビョングァン] ・ 洪錫R[ホン ・ ソクヒョン]
学問のために
IPI総長貴下
悪の帝国
悪い放送
赤い悪魔
赤い海、赤い涙
盧武鉉[ノ ・ ムヒョン]の視線
火の海とロウソクの炎
《赤い悪魔》の墓碑銘
ばか盧武鉉[ノ ・ ムヒョン]
ああ、南北共同宣言
《捕虜》になった大統領
まだ来ない革命


あとがき―《世論革命》のために
訳者あとがき―解説にかえて
索引



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