みずのわ出版


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―詳 細―

平野遼 青春の闇 ――平野清子聞書

平野遼 青春の闇 ――平野清子聞書

平野遼 青春の闇

   平野清子聞書


平野清子 語り/城戸洋 著
2002年11月刊
A5判上製311頁 カラー図版6頁
本体3300円+税
ISBN978-4-944173-19-8
品切れ 完売御礼
ジャケット水墨画 平野遼「モロッコの群像」(右隻)
装幀 林哲夫




一人の人間が確実に視えてくるのは、この世から消えて無に還ってからだ―。近代化の中で鉄都として膨張してきた北九州の光と闇を凝視し、昭和史をまるごと生きた孤高の画家の生涯。初期から晩年までの作品26点掲載。

[著者]
平野清子(ひらの・きよこ)
1926年小倉市(現北九州市)生。水野茂・リツの二女。1954年平野遼と結婚。現在、北九州市小倉北区在住。

城戸洋(きど・ひろし)
1947年福岡市生。早大卒。西日本新聞記者。著書『歴史の森へ―ある地方出版人の記録 高野和人聞書』『河童憂愁―葦平と昭和史の時空 鶴島正男聞書』(いずれも西日本新聞社)、『漂着物探験 風と潮のローマンス』(みずのわ出版)


[目次]

プロローグ ひと粒の種

第1章 イカルスたちの翼

 小倉・黒原のアトリエ
 われわれはどこへ
 微かな希望
 食うや食わずの日々
 イカルスたちよ
 伯爵と呼ばれた詩人
 白い背広の友
 東京・美学社時代
 蝋画誕生の悲しみ
 貧困のなせる業

第2章 無名時代

 美校を出ていない
 岳父水野茂の死
 絵の行商
 師匠の個展
 クレー絵画への傾斜

第3章 生い立ち

 長姉佐藤梅のこと
 平野秋太郎と鉄都・八幡
 ドガのおやじ
 ドガ人種≠フ応援
 向野楠葉先生との交友
 絶筆の表紙原画

第4章 我々はどこへ行くのか

 靉光(あいみつ)への憧れ
 美術は模倣する
 一兵士の悲しみ
 一番好きな絵描き
 画友が見たもの
 舟木富治さんへの手紙
 父が注文した絵
 微小なる蟻の眼
 わがゴーギー
 ジャコメッティ讃歌
 見るということ
 美は哀愁にあり
 「雪景山水図」

第5章 青い雪どけ

 かりそめの貧乏
 川原田徹さんのこと
 森光世さんとの交流
 青い雪どけ
 画家の意識と形
 ある邂逅
 画布に詩を描く
 サヨナラダケガ

第6章 疾走するものへ

 アンチテーゼ
 金曜日の受診コース
 西中博さんとの縁
 人生の師・絵画の師
 近代画家の苦悩
 小さな森との対話
 一枚の絵の展覧会
 疾走するものへ
 荒涼とした風景

第7章 濃霧のなかから

 古代人の絵画
 松永伍一さんの仕事
 薄明の祭場
 東京フィナーレ展
 すさまじく疾い時間
 濃霧のなかから
 闇こそ光の母
 表紙画を描く
 小倉・魚町銀天街の記
 ランボオに涙ぐむ

第8章 闇に立ち向かう

 自画像を描くこと
 人間の実相を描く
 直面していた課題
 「裸形の風景」の響き
 絵画としての言語
 自画像の周辺
 死に急いだ絵描き
 「独創」を産み出さねば
 闇に立ち向かう

エピローグ 闇に射す微かな光

平野遼 略年譜(山根康愛・花田伸一 編)

主要参考文献一覧

写真出典一覧




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