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みずのわColumn

いまの出版 このままでいいのか、悪いのか?


季刊 本とコンピュータ

みずのわ出版代表 柳原一徳が「季刊 本とコンピュータ」第2期第15号(2005年春号)の「アンケート18人にきく いまの出版 このままでいいのか、悪いのか?」に執筆したコラムです。




必要とする読者に必要な部数を届ける


 創業8年、単行本年間6点前後、人員1名、神戸に根拠地を置く零細版元で、地方・小出版流通センター扱いと直売のみ。経営はもちろん火の車。それでもまだ首をくくらずにすんでいるのは、私1人を養う以上の儲けが必要ないからだ。
 初刷は多くて1500から2000部で、3000部も作ったのは『宮本常一のまなざし』(佐野眞一著、2003年)一度きり、かなり売れて在庫も150部を切ったが、現状では増刷は難しい。800から1000部のものが大半を占め、山口県沖家室島で大正・昭和戦前期に刊行された同郷通信『かむろ』の復刻版に至っては500部。初刷の半分を売って諸々の経費を支払い、残りを売って食い扶持を稼いでいる。
 それ故、学術書でもないのにウチの本は高い。それでも有り難いことに大枚はたいて買ってくださる方がいる。キツいながらも、そのお蔭で何とか持ちこたえている。  もはや取次の新規口座は開いてはもらえないと聞くし、そのような気もさらさらない。だが仮に、口座を開いて委託をバラまき、部数を増やして定価を下げ、広告宣伝費をかければもう少しは売上が伸びる……わけがない。業務拡大によって増える経費と返品手数料等々で首が回らなくなるのは火を見るより明らかだ。一寸くらい安かろうが新刊棚に山と積んでもらおうが、売れんモノは売れん。
 だったら、必要な部数をきっちり作りきって、その本を必要とする人に確実に届けようではないか。身の丈に合った経営をすればよい。大手の真似事をする必要などない。  読者は確実に減っている。趣味の多様化もあり出版業の縮小傾向は今後も続くだろうし、私たちはそれを甘んじて受け入れるしかないと思う。だからこそ、減ったとはいえそれでも残る読者をつなぎ止めたいのだ。
 ウチから出したが故に「大手なら2000部売れたかもしれない本が1000部止まり」ということもあろうが、部数の多寡で語られる内容など、高が知れている。なんぼおカネを積まれようが、売れる見込みがあろうが、作りたくない、否、作ってはならない本がある。何より、ウチでなければ出せないモノを作ってきたという自負はある。その一点に賭けるしかない。



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