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大学生とマチに出よう 地域共生授業をつくる
2010年4月刊
A5判125頁ペーパーバック
本体1200円+税
ISBN978-4-944173-78-5 C0036
装幀 林哲夫
地域を元気に!
大学生・教職員のやる気を引き出す!
地域活性化しかけ人の仕事の現場から
小さな大学に文科省の支援が集まる秘密
[目次]
はじめに
第一章 大学教員という仕事
1 はじめて教員になる――小さな私立大学での経験
2 国立大学教養部から公立大学へ
3 法人化したら理事長が来た
4 理事長の手紙作戦
第二章 文科省の現代GPに選定される
1 地域貢献で応募してくださいよ
2 取り組みのイメージを絵にする
3 山口市の地域再生計画を立ち上げてもらう
4 申請と面接――豚もおだてりゃ空を飛ぶ
5 地域と大学の人間的信頼関係を理由に採択
6 採択されるまでが理事長の仕事
資料 現代GP応募にあたってのブレーンストーミングの内容
第三章 新しい地域連携授業ができるまで
1 授業の基本設計から係わる
2 具体的な授業の計画を進める
3 受け入れを依頼する地域との調整
4 新入生への受講の呼びかけ
5 サテライトキャンパスにでかけて丁寧なマッチング
6 それぞれの受け入れ先での活動
7 受講学生たちの感想から
第四章 「面白い講義」へ向けて
1 学生時代の幻滅から立ち上がる
2 学生の声に耳を傾ける
3 地域の人を教室に招く
4 バトルからオムニバス講義「いのちと環境」へ
5 「生命と生活の質特論」のめざすもの
第五章 キャンパスから出る
1 「センス・オブ・ワンダー」を育てる
2 目標は自然と対話すること
3 野外に出る実習と学生の反応
4 野外で学ぶのに年齢は関係ない
5 自分自身の感性で世界を見る
6 感想メモによる相互交流と理解の共有
第六章 地域リーダーに学ぶ・身体で学ぶ
1 地域のリーダーに学ぶ
2 授業は原則地域に公開
3 地域リーダーの現場へ
4 賢い身体・丈夫な心
5 「研究者」から「生活者」へ
6 田舎暮らしで学ぶこと
7 フランスでの忘れがたい出会いから
おわりに
[著者]
安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
山口県立大学教員として環境問題・フィールドワーク論・アフリカ論などを担当。人類学専攻。理学博士。主な著作に『やまぐちは日本一――海・山・川のことづて』(弦書房、2004年)、『続やまぐちは日本一――女たちの挑戦』(弦書房、2006年)、『西表島の農耕文化――海上の道の発見』(法政大学出版局、2007年)、宮本常一との共著で『調査されるという迷惑――フィールドに出る前に読んでおく本』(みずのわ出版、2008年)、安渓貴子との共著で『出すぎる杭は打たれない――痛快地球人録』(みずのわ出版、2009年)、当山昌直との共編著で『野山がコンビニ――沖縄島のくらし』(ボーダーインク、2009年)など。
安渓貴子(あんけい・たかこ)
山口県立大学で地域共生演習、山口大学医学部で生物学、山口県立萩看護学校と徳山看護学校で文化人類学の非常勤教員。生態学専攻。理学博士。主な著作に、Cookbook of the Songola(1990, African Study Monographs 13, 京都大学)、『森の人との対話――熱帯アフリカ・ソンゴーラ人の暮らしの植物誌』(東京外国語大学AA研、2009年)、安渓遊地との共著で『大学生をムラに呼ぼう――地域づくり実践事例集』(みずのわ出版、2009年)、盛口満との共編著で『ソテツは恩人――奄美のくらし』(ボーダーインク、2009年)など。
[用紙/刷色]
表紙 里紙 せいじ 四六判Y目 170kg DIC388+K/2°
帯 里紙 せいじ 四六判Y目 70kg K/1°
本文 淡クリーム琥珀N A判T目 46.5kg