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平さんの天空の棚田 写真絵本・祝島のゆるがぬ暮らし 第1集

那須圭子 写真・文
2012年8月刊
A5判フランス装76頁
本体2000円+税
ISBN978-4-86426-019-0 C0372
装幀 林哲夫(画家/「sumus」編集人)
プリンティングディレクション 熊倉桂三(山田写真製版所)
印刷 (株)山田写真製版所
製本 (株)渋谷文泉閣

価格 <% total_price.toLocaleString() %> 円(税込)
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中国電力が山口県上関町長島の田ノ浦に建設を計画する上関原子力発電所に対し、30年にわたって反対運動を続けている祝島(いわいしま)で、祖父から3代にわたる棚田を守り続ける平萬次さん(80歳)とその家族の物語。カラー写真30数点収録の写真絵本。
著者による巻末の解説(「天空に浮かぶ家族の城の物語」)では上関原発問題について簡単にふれているが、本文では原発の「げ」の字も書かれていない。連綿と営まれてきた島の日常の記録を通して「豊かさ」の本質を問い、それをもって反原発の意志を伝える試みでもある。
毎年同じ時期に繰り返される田植にみられるように、一見何ら変化のない、のんべんだらりとした日常。それは、3.11震災に伴う福島原発事故により、連綿と生活を営んできた土地から引き剥がされ、郷里を喪った人々にも、同じようにあった。際限なく膨張する都市のエゴが、田舎のゆるがぬ暮らしを奪い、後からくる子供たちの生存を危うくしている。豊饒の海と大地を、目先のカネのために売ってはいけない。

[著者]
那須圭子(なす・けいこ)
フォトジャーナリスト。1960年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、結婚を機に山口県に移る。上関原発問題に出会い、報道写真家・福島菊次郎氏からバトンタッチされる形で、同原発反対運動の撮影を始める。写真集『中電さん、さようなら―山口県祝島 原発とたたかう島人(しまびと)の記録』(創史社、2007年)で「第12回日本自費出版文化賞・特別賞」を受賞。

[用紙・刷色]
表紙 MTA+-FS 菊判T目93.5kg 4°マットPP
本文 MTA+-FS 菊判T目76.5kg 4°ニス引き

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