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風と光への旅立ち 評伝 海野光弘

岩崎芳生 著
2012年6月刊
四六判上製315頁(カラー図版8頁)
本体2300円+税
ISBN978-4-86426-015-2 C0095
装幀 林哲夫
ジャケット版画 海野光弘「徳願寺山風景」1955年12月 39×52cm
帯版画 海野光弘「言問橋の人々」1958年12月 25×36cm
プリンティングディレクション 熊倉桂三(山田写真製版所)
印刷 (株)山田写真製版所
製本 (株)渋谷文泉閣
価格 <% total_price.toLocaleString() %> 円(税込)
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「屋根の下には人が肩をよせあって暮らしている!」
安倍川のほとりより出で、日本の風光を刻んだ木版画家の一筋の生涯

中学版画教育の申し子として出発した海野光弘少年は、東海の風土に抱かれて成長し、やがて日本の風景の精髄を求めて、全国の旅に出る。〈童心〉と生活者への〈愛のまなざし〉をもって、失われゆく民家の風景を描き続けた、独自な陰刻の木版画家の短くも豊かな生涯。

[目次]

はじめに

第一章 出生の地
火屋の土手/小学校入学

第二章 版画への出発
豆版画/版画クラブ

第三章 版画集『朝鮮部落』
岡谷の研究会/河川敷の家/エントツ/版画と文章

第四章 連作『かえる』
かえるを彫る/小説「夕映え」/出会い/輪ぶらと夢想

第五章 職場と版画
日立製作所/言問橋の人々/帰郷

第六章 家業
染めの仕事/時代の足音/壁

第七章 宇津の谷
蘇生/土地の力/障子戸/陰刻技法/風の声

第八章 旅の時代
五箇相倉/東へ西へ/多忙/南島/風と光/風雪

第九章 旅の終わり
マタギの里/作家の死/その後のこと/六ヶ所村

あとがき
海野光弘年譜
参考文献

[著者]
岩崎芳生(いわさき・ほうせい)
1936年静岡市生。静岡県立商業卒。日本ペンクラブ、静岡県文学連盟所属。小説集『隠国』(審美社)、『橋の眺め』(審美社)、『水舟の空』(審美社)、『酷月(こくづき)』(文芸社)など。

[用紙・刷色]
ジャケット ミセスB オフホワイト 四六判Y目 135kg 4°
帯 ヴィンテージゴールド カッパー 四六判Y目 63kg K/1°
表紙 STカバー 白 四六判Y目 100kg K/1°
見返し STカバー 白 四六判Y目 130kg
別丁扉 リ・シマメ クリームホワイト 四六判Y目 100kg DIC203/1°
巻頭8頁別丁グラビア ミセスB オフホワイト 四六判Y目 110kg 4°
本文 ラフクリーム琥珀N 四六判Y目 66.5kg
スピン A4
ヘドバン A32

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