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Researchers of Cross-Civic Relations Journey through ASIA
The Epoch of Nakamura Hisashi and his Companions
民際学者、アジアをあるく 中村尚司と仲間たちの時代
Researchers of Cross-Civic Relations Journey through ASIA
The Epoch of Nakamura Hisashi and his Companions
2024年12月刊
A5判並製247頁
本体3,600円+税
ISBN978-4-86426-055-8 C0036
表題英訳 菊地利奈
索引編集 柳原一徳
書容設計 扉野良人
発行 みずのわ出版
プリンティングディレクション 黒田典孝(㈱山田写真製版所)
印刷 ㈱山田写真製版所
製本 ㈱渋谷文泉閣
ジャケット写真 ヌサンタラ・スタディ・グループ(インドネシア群島研究会)の十数名は1988年7月27日、木造機帆船チャハヤ号でインドネシア・ウジュンパンダンを出帆。約3000キロ、35日間にわたるアラフラ海の航海に漕ぎ出した(第8章参照)。鶴見良行撮影/立教大学共生社会研究センター所蔵/©学校法人立教学院
人間社会の営みをまるごととらえた「あるく学問」、民際学を提唱した中村尚司(1938-)。アジア研究と社会運動に疾走した中村の歩みと思索、田中宏、鶴見良行ら並走した人びと、その背景としての戦後日本社会の諸相を描いた評伝。
著者
林真司(はやし・しんじ)
ノンフィクション作家 。1962年大阪生まれ。龍谷大学大学院経済学研究科修士課程修了(民際学研究コース)。有機野菜などを扱う食料品店を経営後、1999年に同大学院に入り、「民際学」の提唱者中村尚司氏や田中宏氏に師事する。同時にシマ豆腐の調査を開始。その成果をまとめた『「沖縄シマ豆腐」物語』(潮出版社)で、2013年第1回「潮アジア・太平洋ノンフィクション賞」を受賞。食べ物を通して、人間の移動や交流について考察を続けている。著書『生命の農―梁瀬義亮と複合汚染の時代』『私がヤングケアラーだったころ―統合失調症の母とともに』(みずのわ出版)。
[目次]
序章 民際学者との出会い
第一章 貧困の日々
第二章 スリランカへの旅立ち
第三章 スリランカ社会の分断
第四章 結婚、子育て、調査研究
第五章 生命系の経済学
第六章 田中宏と穂積五一(一)
第七章 田中宏と穂積五一(二)
第八章 鶴見良行 歩くアジア学
第九章 在日外国人の苦闘
第一〇章 外国人政策懇話会の創設
第一一章 民際学の提唱
終章 民際学の未来へ
参考文献/中村尚司略年譜/索引
[用紙/刷色]
ジャケット ハーフエア コットン 四六判Y目110kg 4°
表紙 ダイヤボード HM2011 四六判Y目 DIC164/1°
見返し クラフトペーパープレーン ハトロン判T目108kg
本文 b7ナチュラル A判T目50.5kg(扉共紙)K/1°